神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

横浜市 シールで高齢者見守り 12月3日から事業開始

社会

公開:2018年12月6日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は、行方不明になった認知症の高齢者らができるだけ早く自宅に戻れるように、本人の身元を特定できる「見守りシール事業」を12月3日から開始した。市は、条件を満たす認知症高齢者やその家族にシールを配布し、行方不明者の早期発見などに役立てたい考えだ。

 年々増加する認知症による行方不明者。市高齢者保健福祉計画の推計値によると、2020年の認知症高齢者は市内で17万人。団塊世代が75歳以上になる25年には20万人に達すると予測している。

 見守りシール事業の利用は無料だが、対象者は在宅の横浜市民かつ、認知症高齢者対策で警察や各区行政機関が連携する「認知症高齢者等SOSネットワーク」への事前登録と、迎えに行ける家族らがいることなどが条件になる。

 事業に登録するには、認知症高齢者の家族などが、居住区の区役所高齢・障害支援課や地域ケアプラザでの申し込みが必要だ(※鶴見区は地域ケアプラザのみ)。

 シールは、帽子や靴、杖、携帯電話などに直接貼り付けるタイプとアイロンで洋服など布製品に付ける2タイプある。縦、横約2cmから約5cmまで5サイズが揃う。

 まちで徘徊する高齢者らに貼られたシールの二次元コードを発見者や警察官が携帯端末などで読み取ると、電話番号やID番号が表示される。発見者を介し、コールセンターが本人の家族と連絡を取り、行方不明者の早期帰宅につなげる。コールセンターは24時間対応で、看護師も常駐しているという。

 見守りシールを配布する市健康福祉局の担当者は「行方不明者の早期発見や保護時の身元確認がスムーズになるだけでなく、事故や事件に巻き込まれる心配などの家族の精神的負担を軽減できれば」と期待を込める。

 初期の認知症の疑いがある夫と暮らす市内在住の60代女性は「散歩に行く時は携帯電話を持たせているが、このシールがあれば夫一人の外出でも安心できる」と話す。
 

金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6

横山剣さんら出演 年に一度の横浜感謝祭「ハマフェスY165」が5月25、26日に

旧柳下邸に五月人形

旧柳下邸に五月人形

6日まで、入館無料

5月2日

称名寺で薪能

称名寺で薪能

5月3日、当日券販売も

5月2日

OTABISHO(おたびしょ)開業

みなとみらい

OTABISHO(おたびしょ)開業

能と狂言の紹介施設

5月2日

神奈川の食の魅力PR

神奈川の食の魅力PR

10月に展示会、出展者募集

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook