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緊急事態宣言解除 「新たな日常」へ第一歩 「営業再開に不安」の声も

経済

公開:2020年6月4日

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街にも徐々に人通りが(杉田地区)
街にも徐々に人通りが(杉田地区)

 政府からの緊急事態宣言が5月25日に解除され、県からの商業施設などへの休業要請も27日に解かれた。臨時休業していた店舗が順次再開し「新たな日常」へ動き出した一方で、商店主などからは「コロナ前の状態に戻るのか」と営業再開への不安な声も聞かれた。

 神奈川県は、4月11日からパチンコ店やカラオケボックス、集会場などに出していた休業、県民への外出自粛要請を27日に解除。飲食店への短縮営業もこれまでの午後8時から10時までに延ばした。時短営業の解除は、約3週間後の感染状況などを踏まえ総合的に判断するとしている。

「待ちわびていた」

 金沢区六浦に店舗を構える「アサヒシューズ横浜六浦店」は5月28日、約1カ月半ぶりに店を開けると「再開を待ちわびていた」と客が来店したという。担当者は「靴は生活必需品ということもあると思うが、すぐに来店してくれたのはうれしい。お客様が戻ってくるか心配したが、時間が経てばコロナ前に戻るのでは」と前を向いた。

 「アピタ金沢文庫店」では、習い事教室を除くほとんどの店舗で29日までに順次営業を再開。担当者によると、宣言中は衣料品フロアの客足が少なかったというが、「人出はコロナ前と変わらないと感じた」とし、日常が戻りつつあることを実感した様子だった。

 一方、磯子区杉田のレストラン「パレ・ド・バルブ」は、4、5月の売上は前年同月比で8割以上落ち込んだという。新たにテイクアウトを始め、「新しい生活様式」に対応するため、テーブルの数を減らし客同士の距離を保つように営業。ただ、テーブル数の減少は売上減に直結することが悩み。オーナーは「以前のように人出が戻ったとしても売上がコロナ前に戻るか不安が大きい」とし、表情をくもらせた。さらに、感染拡大の第2波による休業や営業短縮要請などが出されると経営が一層厳しくなる、と恐れるが「何とか現状でやっていくしかない」と声を絞り出した。

区民利用施設も

 6月1日からは、杉田劇場、各地区センター、公会堂、コミュニティハウス(学校施設活用型を除く)、老人福祉センターなどの区民利用施設が利用制限を設けながら順次開館。横浜・八景島シーパラダイスも営業を再開した。今日4日にはスポーツセンター、11日には金沢動物園が開園するなど、徐々に日常を取り戻す動きが本格化している。

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