新型コロナウイルスの影響で中止になった、中学校部活動の代替大会開催を求める保護者などの団体「神奈川県の部活動を頑張る中学生を応援する会」が6月29日、横浜市庁舎で集めた署名2610筆を鯉渕信也教育長に手渡した。=同日起稿
同会は生麦中学校(鶴見区)3年生の保護者を中心に発足。5月末に茅ヶ崎で始まった署名活動をもとに、6月13日から横浜市内で同様の活動をスタートしていた。
努力の証を形に
当日は3人の保護者が鯉渕教育長を訪問。デジタルと手書きで集まった2610筆を持参した。保護者は教育長に、運動部、文化部問わず、目標が無くなった中学3年生の現状を伝え、「やってきたことが無意味になるのは避けたい。運動部だけでなく、文化部の発表会など、何か形にしてほしい」と訴えた。
区大会を検討
鯉渕教育長は、「もちろん応援したい気持ちはある」と応答。そのうえで、6月から学校が再開したばかりで、心配する声など様々な意見があるとして慎重な姿勢に理解を求めた。一方で、横浜市中学校体育連盟と区ごとでの大会などの準備を進めていることを明かし、「感染の状況も見ながらだが、出来る限りのことを考える」と答えた。
同会は今後も署名を集めていく方針。
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