金沢区の東朝比奈・六浦地区と京急線六浦駅を循環する地域バスの実証運行が9月16日(水)から一時休止する。この実証運行は「横浜市地域交通サポート事業」を活用し、今年3月1日から来年2月28日の予定で実施されていた。本格運行の実現のため、1日の目標利用者数240人を目指していたが、新型コロナウイルス感染症による外出自粛などの影響で、目標利用者数の50%にも満たない月が続き、本格運行が危ぶまれる状態だった。
こうした状況を踏まえ、運行実現に向け取り組んできた湘南八景自治会交通問題対策委員会と京浜急行バス、横浜市の3者は8月に協議。現状では乗車需要の判断が困難とし、一度運行を休止し状況収束後に再開するという結論にいたった。
同委員会の巴多次郎委員長は、「7月の乗車人数も改善方向にあったとはいえ、目標の45%と低迷。このまま来年の2月を迎えると、打ち切りの可能性があった。委員会としては、休止期間を設け今後の安定運行に向けた活動に力をいれたい」と話した。
運行再開時期は新型コロナウイルスの収束状況などをふまえ、3者で検討していくとしている。なお、同事業を活用し本格運行に至ったバス路線は市内に16ある。
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