横浜市とヨコハマ未来モビリティショーケース推進協議会はこのほど、車イス型の近距離用パーソナルモビリティ「WHILL」を利用したシェアリングサービスの長期実証実験を開始した。
WHILLは小回りや段差乗り越え性能を備えた高機能のパーソナルモビリティ。速度を変えながら自由に走行できる。
横浜市は、「SDGs未来都市・横浜」の実現に向け、社会課題などの統合的解決を図る取組を進めている。取組の一つとして、みなとみらい21地区から都市の価値向上を目的とした「みなとみらい2050プロジェクト」を推進しており、実証実験はその一環。
この実験は移動に伴う社会課題の解決などを目指し昨年から実施しており、今回更なる認知度アップやニーズ調査のため、長期にわたる実証に至った。
広がりに期待
貸出、返却場所となるのは「cafeアニミ」=西区みなとみらい2の1の1 クロスパティオ内。同店を経営するNPO法人アニミの服部一弘理事長は20代の頃に交通事故で車イス生活になった。今回の話を受け、運営拠点となることを快諾。服部理事長は「パーソナルモビリティが広まれば車イスが日常にあることが普通になるはず」と期待を込める。
走行可能エリアはみなとみらい21地区。火曜、水曜、祝日を除く午前11時から午後4時(受付午後3時半まで)。天候などにより中止の場合あり。18歳以上、体重115kg未満など、利用条件あり。利用の際は申込不要で当日直接同店へ。2月末までの実験を予定する。市の担当者は「移動に伴う新たな価値の創造につながれば」と話す。
問い合わせは【電話】045・222・3316。
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