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さくら茶屋にししば 10年のノウハウ、本に ネットで支援金呼びかけ

社会

公開:2020年11月5日

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イベントは多世代交流のきっかけにも
イベントは多世代交流のきっかけにも

 金沢区西柴にあるコミュニティカフェを運営する「NPO法人さくら茶屋にししば」は10年間の活動をまとめた本「さくら茶屋物語」を制作中だ。全国の人に運営ノウハウを伝える目的と資金調達を兼ね、ネット上で資金を募るクラウドファンディングで支援を呼びかける。「ポストの数ほど、全国に地域住民の居場所を」――そんな思いを本に込める。

 西柴商店街が主催するハロウィーンイベントが行われた10月28日、「さくらカフェ」には、仮装したスタッフと菓子をもらう子どもたちが触れ合う姿が見られた。毎年恒例のイベントだが、今年は完全予約制とし時間もずらして密を避けた。岡本溢子代表は「多世代が一緒に集い交流できる場をつくろう、というのが立ち上げ当初から掲げるビジョンのひとつ。様々なイベントや取り組みを通して、地域の人々が触れ合い交流できる”きっかけ”を提供しています」と話す。

始まりは10人の主婦

 さくら茶屋のある西柴団地は、10年以上前から少子高齢化が進み、町内会の担い手不足が課題になっていた。「だからこそ誰もが気軽に集まる”つながる場所”が必要だと思った」と当初の思いを話す。有志の主婦10人が集まり、手探りで活動をスタート。「できるわけない」―そんな声の中、果敢に活動を続けてきた。「この10年間で様々な変化を街にもたらしたという実感がある」と岡本さん。新型コロナウイルスの影響で、他地区の見学の受け入れや説明会の開催がままならない中、こうした「住民同士のつながり作り」のノウハウを伝える新しい手段として、本の出版を企画した。「つながる場所があったらいいなぁと思っている全国の人にお届けできれば」と話す。

 このプロジェクトの詳細や支援はホームページ【URL】https://a-port.asahi.com/projects/sakurachaya/へ。クラウドファンディングの募集期間は来年1月12日まで。目標金額は100万円で、支援者には金額によって完成本の贈呈や完成本の巻末への名前の記載などのリターンが用意されている。支援はさくら茶屋でも受け付け。

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