神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

ハザードマップ 改定版、全戸配布へ 市、浸水想定条件を更新

社会

公開:2022年3月10日

  • LINE
  • hatena
先行配布された金沢区の浸水ハザードマップと避難行動計画
先行配布された金沢区の浸水ハザードマップと避難行動計画

 横浜市は、高潮・洪水・内水ハザードマップを一冊にした「浸水ハザードマップ」を2022年度中に全世帯・全事業所に配布する。近年激甚化する豪雨へ対応するため、昨年6月に内水ハザードマップの想定降雨量を1時間あたり76・5mmから想定最大規模の153mmに更新し、同マップを作成した。

金沢区は先行

 ハザードマップは、被災想定区域や避難場所の位置などを示した地図。横浜市では、日頃から市民に風水害の備えとして同マップの活用を促すことで、地域防災力の強化に取り組んでいる。

 今回、全戸配布される浸水ハザードマップは、今まで個別に発行されていた洪水と内水、さらに県の高潮浸水想定区域図から高潮ハザードマップを作成し一冊にまとめたもの。台風や大雨などで想定される災害情報を集約することで、市民が利用しやすくする狙いだ。昨年、金沢区と神奈川区、栄区には先行配布されている。

増加する風水害に備え

 なかでも、内水については、近年台風や豪雨の風水害が各地で発生していることを踏まえ、昨年6月に想定条件を示す1時間あたりの降雨量を更新。過去に観測された関東地方の最大降雨量である153mmに改定し、豪雨への対策を強化した。

 市が発行するハザードマップは、ウェブ上で公開しているほか、深刻な被害が想定される地域へ配布していたが、今回は、内水ハザードマップの改訂で対象が広範囲に及ぶことから、全世帯・全事業所の配布に踏み切った。この規模の配布は15年の土砂災害ハザードマップの配布以来。

 浸水ハザードマップを先行配布している金沢区の西大道町内会では、過去、豪雨により下水口から泥流が噴き出す浸水被害があった。このため、昨年7月の全戸配布後、すぐにそのマップ情報を回覧。同マップで町内会館を事例に内水の被害予想を説明し、各世帯の状況を確認するように呼びかけた。同町内会の飯塚久典会長は「ハザードマップが配布されたことで、内水被害に注意が必要なことを住民に伝えられた」と話す。

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

楽器や音楽を身近に

杉田劇場

楽器や音楽を身近に

大学生主体で公演企画

5月2日

家庭との連絡法を統一

横浜市立学校

家庭との連絡法を統一

アプリ活用で新システム

5月2日

こどもホスピスへ理解を

設立の動き全国各地で

こどもホスピスへ理解を

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

「食」のシェア空間が完成

磯子区洋光台

「食」のシェア空間が完成

飲食店開業など支援

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook