蒸気機関車の勇姿に歓声 幼稚園児が貨物駅を見学
和光幼稚園(中区錦町)の園児たち40名が1月27日、神奈川臨海鉄道(株)の横浜本牧駅を訪れ、同駅内に保存されている蒸気機関車「C56」を見学した。
このC56は昭和13年製造。日本全国で活躍した後、昭和29年に横浜機関区の配属となり、39年の引退まで横浜でその勇姿を見せた。運転士の養成学校で教習車として利用されていたが、廃車が決まったため、それを惜しんだ同社が昭和61年に引き取り、以後、横浜本牧駅で保存している。
今回の見学は、昨年12月にNHKが放送した情報番組『ブラタモリ』のなかでC56が同駅で保存されていることが紹介され、それを同園のスタッフがたまたま見ていたことから、同駅に依頼し実現した。
この日、園児らは同社の職員から「石炭でお湯を蒸気に変えて車輪を回すんだよ」と説明を受けながら、車両に登ったり、運転席に座るなどして楽しんだ。ほとんどの園児はSLを見るのは初めてで「大きかった」「また乗りたい」と興奮気味に話していた。
横浜本牧駅の村井英樹駅長は「子どもたちの笑顔を見ることができ、大変うれしい。これからも申し入れがあれば見学を受け入れたい」と話していた。
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