震災による心労に対応 関内で無料カウンセリング
心の健康をサポートするNPO法人リアルトレジャー(高岡夏美代表/中区尾上町)では、東日本大震災の影響による心労、ストレスなどのメンタル不調を抱える人のための無料カウンセリングを始めた。
同NPOによると、被災地ではない横浜でも、余震や原発事故、計画停電などで不安を抱える人が多く、眠れない、常に揺れている気がする、気分が暗い、外出が怖い、無力感に襲われるなど、何らか心身不調を訴える人が多いという。
カウンセラーの高岡さんは、「震災報道を連日見続けると、被災地の惨劇をあたかも自分が体験したかのように錯覚し苦しみを抱えてしまうなど、非常に高いストレスや心のダメージを受けてしまう。被災者だけでなく、誰もがトラウマになる可能性がある」と注意を促す。
また子どもへの影響も大きく、同NPOには震災後「おねしょが増えた」「津波に襲われる夢にうなされた」などの相談が寄せられているという。特に地震が理解できない乳幼児は「ママが不安なのは自分のせい」と受け取ってしまう恐れもあるといい、「日常生活に戻す努力を」と呼びかける。
対処法としてはまず、意識的に入ってくる情報を制限する。そして不安を感じたら、その気持ちを誰かに話し思いを共有する。漠然な不安を抱え込むのではなく、「〜が怖かった」と言葉にすることで気持ちが軽くなることも多く、美味しいものを食べる、お気に入りの曲を聞くなど好きなことで小まめに心のストレスを解消するのもよいという。
無料カウンセリングは当面は関内のサロンに来店できる人が対象で、4月末まで実施。【電話】045・680・1581(平日午前11時〜午後8時)か【メール】info@real-treasure.orgまで。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>