安産祈願の神社として親しまれている西区の水天宮平沼神社で9月3日から5日に鎮座170年記念の例大祭が行われ、初日には7年ぶりに登場した宮神輿の巡行が盛大に行われた。
この宮神輿は、戦前に地元の「中央会」という団体によって作られ、最近では記念事業が行われた年にのみ担がれてきた。そして、今回の記念例大祭に合わせて老朽化した神輿を復活させようという話が地元で持ち上がり、氏子らが中心となって寄付を集めた。
同世話人会会長の武田哲夫さんは「この2年半、みんなこの日を待ちわびていた。地元の協力に感謝したい。本当に感慨深い」と、雄大で美しい神輿の姿に満足気だった。
町内巡行では、御魂入れの儀式が行われたあと、平沼と高島の10町内会から集まった400人の担ぎ手がそれぞれの法被を纏い、威勢の良い掛け声で横浜駅東口を目指した。
氏子会会長の平沼泰三さんは「宮神輿は皆の誇り。地域を一つにまとめてくれる神輿をこれからも大切に守っていきたい」と目を細めた。
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