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内視鏡検査、心療内科、漢方治療が強み コレットマーレ医療モール「みなとみらいケンズクリニック」 "「潰瘍」とは何ですか?" 取材協力/みなとみらいケンズクリニック院長 柳川健
Q・胃の内視鏡検査で「胃潰瘍」と言われました。ガンではないかと心配です。大丈夫でしょうか?そもそも「潰瘍」とは何ですか?
柳川院長―潰瘍とは、上皮という一番表面を覆う組織が欠損して深く削れた病変の事を言います。ポリープは表面からでっぱった病変ですが、潰瘍は凹んだ病変という事になります。潰瘍が出来る臓器の代表は、胃、十二指腸、食道、大腸など、中が空洞の臓器(管腔臓器)や皮膚などです。
胃潰瘍は潰瘍の代表ともいえる病気です。ガンではないかとご心配されているようですが、胃潰瘍の約5%はガンであると言われています。ガンではない潰瘍とガンによる潰瘍は内視鏡検査の観察によってかなり区別が出来ますが、最終的には組織検査をして診断(病理診断)をします。
胃潰瘍の原因は、以前はストレスや胃酸と言われましたが、現在考えられている2大原因はピロリ菌と鎮痛薬です。したがって、ピロリ菌が陽性の胃や十二指腸潰瘍の患者さんには再発予防のために除菌療法(ピロリ菌の殺菌)をお勧めします。また、腰痛などで鎮痛薬を頻用している方にも胃潰瘍や十二指腸潰瘍、時に大腸潰瘍が出来ますので注意が必要です。
胃潰瘍がガンによるものである場合には、手術をして治療しなくてはなりません。薬で治療できるのはあくまでもガンではない潰瘍の場合です。また、潰瘍は薬で治っても瘢痕(傷あと)が残る事が多く、その瘢痕はずっと残る事が多いのです。そして、その瘢痕のところから再度くぼんだ潰瘍(活動性の潰瘍)になってくることもあります。そうした再発を繰り返すことも多いのが胃潰瘍、十二指腸潰瘍の特徴であり、除菌療法によってその再発をかなり抑えられるのです。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の活動期には、上腹部に痛みを感じることが多いのですが、特にガンに伴う潰瘍の場合には無症状の事も少なくありません。定期的な内視鏡検査を受けることが大切です。
医療法人社団健生会 みなとみらいケンズクリニック
〒231-8331横浜市中区桜木町1-1-7TOCみなとみらい3階
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