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(株)AsMama 半径2Kmの「頼れる子育て」地域力で子を育む
「誰もが育児も、仕事も、やりたいことも、思い通りに叶えられる社会を創りたい」と、起業したのが2年前。コミュニティ型のウェブサイトやイベントなどを通して親同士、企業、地域をつなげる子育て支援を展開している。
地域で子育てに困っている人がいたら助けたいと思っている人が7割。しかし、実際に行動できる人はわずか2%だという。「半径2Kmに頼れる人がいればもっと安心して子育てができるはず」。目指すのは”支援したい”という地域の思いと、子育て世代をつなぐ仕組みづくりだ。「子育て支援は自分の生活の中で無理せず、具体的に。そして一番大事なのは継続して行うことです」。そのため今年の事業の核として”隣近所の助け合い”をボランティアではなく、社会的報酬を得られるシステムとして確立する。
子育て社会を変える
NPOでなくあえて株式会社にしたのは、母親の生の声を、社長判断で即行動に生かせるため。収益は企業協賛が主だが「利益先行思考ではなく、社会が本当に求めていることをやりたい。そんな私と何か一緒にやりたいと思ってくれたら嬉しい」と使命感に燃える。
「ママの会社はね、頑張りすぎてニコニコできなくなったママや子どもたちを応援する会社なの」。”子育ては頼っていい”と伝え続けてきた自分の思いを的確に捉えた愛娘の言葉にハッとした。子は誰よりも親のことを見ている。社名に込めたAsMama(ママのように)なりたいと子どもたちが思える社会を、と切に願う。
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