横浜の地産地消をテーマにしたウェブサイト「ヨコハマヤサイ」(http://yokohamayasai.com/)が先月オープンした。
開設したのは、中区若葉町の老舗仕出し弁当店「うお時」。専務で3代目の渡邉清高さんは、会社員を経て10年前に家業を継いだ。その際、生産量が日本で2位という小松菜をはじめ横浜に豊富な農産物があることを知り「衝撃を受けた」という。以来、季節ごとに横浜の農産物を使用した弁当を提供するなど、地産地消の取り組みを続けてきた。
しかし横浜産の農産物は少量生産で流通ルートに乗らない品種も多く、一般消費者にはまだまだなじみが少ないのが現状だ。そこで思いついたのが、横浜の地産地消情報を網羅するサイトの開設。市環境創造局が地産地消を促進する新ビジネスに対して行う助成を利用し、サイトの開設にこぎつけた。
コンテンツは季節ごとの農産物の情報や朝市などイベントの情報など様々。情報の選定でこだわっているのが「素人目線」だという。「単純に美味しそうだから食べてみたい、楽しそうだから参加してみたいと消費者に思ってもらえるような情報を届けたい」と渡邉さん。サイトへのアクセスも順調に伸び、手ごたえを感じているという。
「将来的には横浜産の農産物が身近なライフスタイルを提案するとともに、生産者と料理人、消費者という3者を有機的に結び付け、地産地消の全てが分かるポータルサイトにしたい」と話している。
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