東北再生支援ショップ「愛と勇気とさんま」が6月5日、中区元浜町にオープンした。当日は関係者らを集め、記念イベントが行われた。
店を開いたのは、東日本大震災の被災地支援を行ってきた横浜南部市場共栄会(金沢区)。ショップ名と同じ「愛と勇気とさんま」を合言葉に、現地の物産販売や、焼きサンマの無償提供を市内外で続けている。
復興支援活動で共栄会とつながりを持った一般財団法人神奈川県建築安全協会(中区・長田喜樹理事長)が、所有施設を無償貸与することで実現した同店。南三陸のワカメや女川のサンマ昆布巻、気仙沼のふかひれスープなど、水産加工品を中心に被災各県の地場産品がずらりと並ぶ。これらの販売はもちろん、現地の写真を展示したり、イベントを催すなどして情報発信の場となる。
当日は、宮城県女川町から須田善明町長ら3人も来浜、オープンを祝った。須田町長は、がれき撤去のめどが立ち、防災集団移転や河川改修などに向けてようやく動き出した同町の現状を説明。そのうえで「震災を忘れさせないためには、私たちが情報発信しなければならない。一つひとつの縁を大切に、全力で良い品々を送っていきます」と力を込めた。同店の営業時間は午前10時から午後6時(水曜定休)。問【電話】045・263・9104へ。
|
<PR>
中区・西区・南区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>