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内視鏡検査、消化器内科、糖尿病診療が強み コレットマーレ医療モール「みなとみらいケンズクリニック」 ピロリ菌と胃がんの関係 取材協力/みなとみらいケンズクリニック院長 柳川健
Q・テレビ等でピロリ菌がいると胃がんになりやすいと言われていて不安です。検査で発見された場合、どうすれば良いでしょうか。
柳川院長-2013年2月22日からピロリ菌に対する除菌療法の保険適応が拡がりました。従来は胃潰瘍・十二指腸潰瘍と診断されている場合だけでしたが、内視鏡検査で慢性胃炎であることが診断された場合にも認められる事になりました。この事により事実上、ピロリ菌のいる全ての人は内視鏡検査をすれば保険で除菌療法を受けることが出来るようになりました。というのも、内視鏡検査をした場合に、慢性胃炎が全くない方はほとんどいないからです。
テレビ等にてピロリ菌が胃ガンの原因であると報道されるため、内視鏡検査を受ける方の中にはピロリ菌の検査を希望される方が増えています。ピロリ菌がいると分かると年齢に関わらず胃ガンが怖いからと除菌療法をご希望されます。ピロリ菌がいると胃ガンになるのでしょうか?
ピロリ菌がいても、ほとんどの人は胃ガンになりません。日本では年間20万〜25万人が胃ガンと診断されています。ピロリ菌保有者は約6千万人と推定されていますので、ピロリ菌保有者のほとんどは胃ガンになりません。まずは安心して下さい。胃ガン患者さんでは90%以上にピロリ菌感染が認められるため、あたかも胃ガンの原因はピロリ菌だと思われがちですが、話はそう単純ではなさそうです。ピロリ菌がいて、さらに食事等の環境的な要素が加わって胃ガンになると考えられています。
ピロリ菌がいる人も、あまり心配しないで過ごして下さい。特に70歳を過ぎてピロリ菌がいると診断された方は、除菌することの目的を主治医と良く話し合って下さい。ピロリ菌は保有していない方が良いですが、もし保有していても過度な心配をすることなく、定期的な内視鏡検査をお受け下さい。
医療法人社団健生会 みなとみらいケンズクリニック
〒231-8331横浜市中区桜木町1-1-7 TOCみなとみらい3階
TEL:045-651-2588
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