市立大鳥中学校(中区本牧原)の柔道部3年、黒澤志音さん(15)が、7月29日に秦野市で行われた県中学校総合体育大会「柔道女子70kg超級」で、見事優勝をおさめ、全国への切符を手にした。同校で初の快挙。
8月9日の関東大会(結果が全国対戦相手決めに影響)を経て、20日に三重県で開かれる全国大会に臨む。
県大会の超級は、12選手がトーナメント戦に挑んだ。シードとして出場した黒澤さんは、初戦から自身より大柄な相手だったものの、得意の大内刈りで一本勝ち。準々決勝となる2戦目では、90kg近い相手との勝負に3分間では勝敗がつかず、1分30秒の延長戦の末、2対1で判定勝ち。
決勝では、優勝候補を破り勝ちあがってきた100kg近い相手と。「大きい人は転がりやすい」と一本背負いを挑むも、上からつぶされかけた。それをかわして抑え込み。残り25秒を必死にしのいだという。黒澤さんは「先生や仲間の声援が心強かった」と振り返る。
夢は五輪
黒澤さんが柔道を始めたのは小学5年。地域のスポーツ交流会に参加し、知り合った近所の柔道場から誘われた。「練習は大変。だけれども絶対強くなると思って取り組んできた」と語る。70kg超級では小柄ながらも、磨いた技と前向きな性格で「関東、全国も上位を狙いたい」と意気込む。
夢は五輪出場。「すばらしい選手がいたおかげで、私たちの今がある。柔道の良さをもっと知ってもらいたい」と話す。顧問の小室信行教諭(37)は「諦めなければ夢はかなうことを生徒たちに伝えたい」と話す。
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