中区の山下公園で8月26日、地層ボーリング調査が行われ、関東大震災で発生したがれきの一部が発見された。これは1923年の大震災から今年で90年を迎える節目に、中区の横浜みなと博物館が実施したもの。同公園で学術目的のボーリング調査が行われたのは初めて。
今回の調査の場所となった山下公園は、大震災のがれきの投棄場所のひとつで、その埋め立て地を利用して1930年に開園した。
当日は地下3mまで掘削作業が行われ、深さ2〜3mほどの地層から陶磁器のかけらやれんが、炭化した木材の一部などが次々と出土した。
今回見つかったがれきを含む土質資料は、9月28日からみなと博物館で開かれる企画展「横浜港と関東大震災・震災からの復興」で関連資料とともに展示される。
学芸担当の三木綾さんは「山下公園は横浜にとって”復興のシンボル”。今回の調査、展覧会を通して多くの方に関東大震災に関心を持って頂ければ」と話していた。
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