神奈川スケートリンク 旧横総高に仮リンク設置か 議員質問に市が回答
3月4日に行われた市会予算第二特別委員会局別審査で、旧市立横浜総合高校=中区扇町=の体育館に神奈川スケートリンク=神奈川区=の建て替えに伴う仮設リンクが設けられる見通しであることが分かった。
委員会での中島光徳氏(公明党)の質問に対し、市は同校敷地内の体育館(36m×22m)に仮設リンクを設置し、一般開放する方向性を示した。
これについて、リンクを運営する(公財)市体育協会は「現在、建て替えに向けて事業者を募集中のため、事業者が決まってからどこに代替リンクを設けるかを含めて協議する」としている。
同スケートリンクは1951年にオープン、国内で最も古い歴史を持つ。建て替えは2015年12月の完了をめどに、メーンリンクを国際規格(60m×30m)に拡大するなど、再整備に向け準備が進められている。
仮設候補地となる横浜総合高校は、昨年8月に中区扇町から南区に移転しており、現在、跡地利用が検討されている。
羽生選手の練習拠点
同リンクは、個人・団体のほか有名選手を育てた指導陣によるスケート教室なども行われており、毎年約16万人が訪れる。東日本大震災後には、仙台市出身の男子フィギュアスケート・羽生結弦選手の練習拠点であったことでも知られる。
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