横浜市内で区役所職員をかたる不審な電話が相次いでいる。そのため区民から区役所に問い合わせが寄せられており、5月は中区で6件、西区で3件問い合わせがあった。両区ともに「還付金詐欺」の疑いがあるとして、ホームページなどで注意を呼びかけている。
この不審電話の内容は、区の保険課や医療保険課などと名乗り、医療費などの還付金があるとして、金融機関に誘導し還付手続きをするように思わせて、特定の口座に振り込ませる「還付金詐欺」が疑われるもの。
5月21日に中区の男性(74)には、社会保険事務局を名乗る人物から電話があったという。内容は「3月末に連絡したが返事がない」として、指定の電話番号へ連絡するよう指示があり、電話をすると本日最終締切日の医療費返還があるとして、口座情報を聞き出されそうになったというもの。また同日、74歳の女性には中区役所保険課を名乗る人物から、保険料の過払い分の返金手続きがなされていないという不審電話があったと報告されている。
中区保険年金課によると、不審電話に対する区役所への問い合わせは、男女を問わず70歳以上の高齢者が多いという。同課では、「保険料や医療費の還付は、書面での手続きが必要で、電話のみで振込手続きを行うことはありません」と話す。また、取引先の銀行や携帯電話、キャッシュカードの有無などを区役所が電話で尋ねることはないとして、不審電話への注意を促している。
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