「学校図書館を考える会・横浜」(村島光子代表・会員82人)の結成20周年記念パーティーが8月23日、中区内で行われ同会メンバーら約40人が参加した。当日は、同会が結成以来取り組んできた専任の学校司書配置が昨年10月に実現したことも祝す機会となった。
同会は、生徒と先生を知的にサポートする学校図書館の役割を活かすために、公立小中学校への学校司書配置実現を目的に1994年7月に結成。講演会や勉強会を開くとともに、行政への働き掛けを継続し、また市会議員や林文子市長にも学校司書の重要性を訴えるなど、積極的に活動してきた。
2012年9月の市会定例会で教育長が「2014年度から学校司書配置を検討」と答弁し、昨年10月と今年4月にそれぞれ125校、計250校、市立学校全500校の半分に学校司書が配置されることになった。
同会事務局を務める司書の田子環さんは「まだゴールだとは思っていません。全校配置を働きかけていきたい」と話していた。結成当初から同会に関わる元国立国会図書館司書の後藤暢さんは「同様の活動を行う市民団体にとって前例となり勇気を与えてくれる」と同会の活動に称賛を贈った。
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