振り込め詐欺被害を未然に防いだとして9月25日、加賀町警察署で2金融機関に感謝状が贈られた。
表彰されたのは三菱東京UFJ銀行横浜支店の小澤麻衣さんと、日本郵便(株)横浜市役所内郵便局の日置美友季さん。
小澤さんが未然に防いだのはいわゆる「架空請求」。預金引き出しに訪れた女性に対し、その挙動などから引き出し理由などを声掛けし確認したところ、証券会社社員をかたった振り込め詐欺であることが判明。引き出そうとした額は40万円だったが、この女性はすでに2回、同様の手口で被害にあっていたという。
日置さんのケースはいわゆる「オレオレ詐欺」。500万円を引き出しに訪れた男性に、高額なため理由を確認したところ妻の依頼によるものだった。その男性の妻は、息子を名乗る容疑者に騙され、1080万円を要求されていたという。男性は、妻と息子のためにと、善意での行為だった。
加賀町署の星野昌史署長は、今回の未然防止について「金融機関の方がしっかりチェックして頂いたおかげです。とてもありがたい」と話していた。同署管内での振り込め詐欺被害は、昨年4件、被害総額は1200万円だった。一方、今年は同詐欺による被害は発生していない。星野署長は「1件もないまま今年を終えたい」と未然防止への意気込みを語った。
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