横浜市は西区北幸1丁目の彫刻通りと中区北仲通5丁目の横浜第二合同庁舎前の道路でこのほど、環境創造局環境科学研究所の協力のもと、遮熱性舗装の効果測定を実施し、どちらの道路も通常舗装の道路よりも8℃から10℃の路面温度低減が確認された。
遮熱性舗装は市が2003年からヒートアイランド現象への対策の一環として一部の道路で路面の熱さを和らげるために実施しているもの。通常の舗装の上に特殊な塗料を塗り、太陽の熱と光を反射させることで温度の上昇を抑えている。横浜駅周辺やみなとみらい地区、関内地区など市都心部では、6カ所の道路に施されている。今回測定し、効果が見られた彫刻通りは今年度に、横浜第二合同庁舎前の道路は昨年に更新工事がなされている。
この結果を受け、中区中土木事務所は「計測してみて、改めて効果を実感できた。既に特殊舗装がされている道路は劣化したものから適宜更新工事をしていきたい」と話した。西区西土木事務所は「一定の効果があるのはわかった。しかし、コスト面の課題があるため、新規拡大は今のところ予定していない」と話した。
彫刻通りの道路は今年全長の約半分を補修する工事を実施したが、残りの部分については来年度以降の予定だという。
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