乗客からは感謝の声が多く聞かれた
西区第３地区で地域の福祉施設と住民らで計画中の移動支援バス「おでかけ３（さん）」。水曜と金曜の週２回の試験運行が10月末まで行われている。
おでかけ３は山坂が多い同地区の高齢者外出支援を目的に、商店街と住宅地を結ぶ送迎車の構想。５月の春まつりで１日限りの試験運行を行ったが、定期的な運行はこれが初めて。
午前10時から午後２時台まで１日４便走行。藤棚県営アパート自治会館を始発とし、藤棚商店会内の交流スペース「わいわい広場」を経由し高台にある東久保町や元久保町の自治会館、藤棚地域ケアプラザなど８つの停留所を巡回する。
地域住民らが添乗員として同乗し、ルート上なら停留所以外の下車も可能。８人乗りの福祉車両を利用し、ガソリン代として１回30円を徴収する。
東久保町会館から乗車した80代の女性は「友人から試験運行の話を聞いた。いつもはタクシーでの通院時に近くで買い物を済ませていたので、藤棚の商店街に来たのは何カ月ぶりかしら」と声を弾ませていた。
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