高齢者を地域で見守る「居場所づくり」が求められている中、住民が主体となり、介護施設や地域ケアプラザと連携した認知症カフェが西区東久保町で毎月開催されている。
認知症カフェの名前は地名からとった「あずまカフェ」。東久保町にある仁徳会生駒医院の2階を活用し、毎月第2土曜日に開催している。
同院は認知症患者向けのグループホームを併設し、地域住民を中心に受け入れている。花火大会時に屋上を開放するなど、地域とのかかわりも深かった。
「より地域に貢献できれば」と認知症カフェの話が上がったのは昨年9月。ホームの空き施設を利用し、東久保町の3町内会に声をかけ、民生委員ら住民中心に運営。10月に初回を開催した。
「認知症カフェ」と銘うつが、グループホームに入居する認知症患者やその家族、地域のボランティアなど参加者はさまざま。区職員など相談体制も整う。ホームの管理者を務める小林照美さんは「地域に住んでいて入居される方が多く、地元の方との再会ができてニコニコされます」と話す。
地元町内会・東睦会の福山尚武会長は「東久保町は長年住んでいる人が多く、話が分かる関係ができている。当事者家族の方なども苦労を話せる場所になれば」と語る。
次回の開催は4月13日。時間は午後1時から4時まで。お茶菓子代として参加費100円。問い合わせは仁徳会フィニックス【電話】045・231・5932へ。
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