神奈川県警察と横浜市は7月末に官民連携の「テロ対策合同訓練」を象の鼻パークで実施した。
8月28日に迫る第7回アフリカ開発会議をはじめ、ラグビーW杯、東京オリンピック・パラリンピックなどの大規模国際大会を控え、万が一、テロなどが発生した際の関係機関の連携強化が目的。警察・消防・海上保安庁をはじめ、地元企業の(株)横浜赤レンガや警備業大手のセコム(株)など民間企業も参加、計約300人の大規模訓練となった。
当日はイベント会場を想定。多くの人が集まる状況において、車で乗り付けた4人組の不審者がスプレーをイベント参加者に向けて噴霧。
警察や消防に通報が入り、駆け付けた消防隊が負傷した人の救助を行い、また人体に影響のある化学物質を想定し、特殊なスーツを着た消防機動特殊災害対応隊と警察NBCテロ対応専門部隊が出動。2機関が連携して原因物質の特定や証拠品の回収などを行う流れを確認した。また船で海上に逃走した不審者を海上保安庁と警察が協力して制圧、確保する訓練も。
終了後、講評に立った古谷洋一警察本部長は「目で見て、肌で感じることと、机上だけでの計画では得るものに大きな違いがある。他機関の動きを確認する貴重な機会として今後に活かしてほしい」と話していた。
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