中区仲尾台の根岸外国人墓地で11月2日、清掃と墓前祭が行われ、近隣の立野小学校と仲尾台中学校、望洋自治会、横浜山手LC(ライオンズクラブ)の有志約150人が参加した。
この墓地には関東大震災の犠牲者や1942年にドイツ軍艦爆発事故で亡くなった水兵らが埋葬されており、当日はドイツ武官も参列。仲尾台中吹奏楽部による追悼演奏のなか献花が行われた。
約40年前までは荒れ果てた状態だったが「地域の歴史ある墓を守ろう」と、当時仲尾台中の教師だった郷土史家の田村泰治さん=西区中央=が生徒と清掃活動や歴史の研究を行ったのが始まり。田村さんによると、戦後この墓地には進駐軍と日本人女性の間に生まれた乳児約800体が密葬された過去があるといい、入り口すぐの場所には、横浜山手LCが寄贈した”天使の翼”の慰霊碑が建っている。墓前祭に携わる望洋自治会の有馬弘政会長は「この活動が地域の歴史を知るきっかけになれば」と話した。
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