新型コロナウイルス感染症対策に伴う家計への支援を目的に、西区の藤棚一丁目東部町内会(西山豊会長)は5月6日、町内会の有料会員約180世帯へ見舞金1万円を支給した。
他市の自治会での同様の取り組みを知った会員が役員へ提案。4月末に回覧板と書面で住民へ賛否を確認し、全会一致で賛同を得られたことから実現した。
見舞金の原資となったのは、約30年前に「町内会のために」と住民の青木慎平さん(故人)の身内から寄付を受けた、通称「青木基金」。
基金は町内の掲示板や祭りで使うテントなど住民全体の利益になるものに限って活用していたが、今回その余剰金と、今年度中止が見込まれる行事の運営費などから約180万円の費用を捻出。公平性の観点から、町内会費を払っている有料会員への支給とした。
大型連休の最終日となった6日、町内会の役員が各家庭を訪問。会長名での手書きの手紙とともに見舞金を手渡した。
藤棚一番街の裏手に位置する同町内会は、住民の多くが高齢者。西山会長は「『コロナに打ち勝ちましょう』という思いで支給した。町内の方々が元気になってもらえれば」と思いを語った。
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