西区戸部町4丁目の銭湯・松島館が7月31日で営業を終了する。閉店については利用者向けに館内の張り紙などで周知されている。店主は4代目。おかみの土田雅子さん(72)によれば創業100年近いという。
現在の建物は空襲で焼けたあとに建替えられたもので築約70年、昔ながらの銭湯の風情を残す。また、毎朝まきをたいて湯を沸かしており熱めが特徴。店主が体調を崩してから5年4カ月、雅子さんと娘さんが中心になり店を切り盛りしてきた。雅子さんは閉店について「常連さんと会えなくなるのは寂しい。支えてくれて本当にありがたい」と話した。
地域貢献の思い熱く
松島館は、これまでも商店街やケアプラザのイベント会場として場を提供するなど、地域活動に積極的に協力してきた。雅子さんは「皆さんに支えられてきたので地域への恩返しです」と話す。
2016年から松島館で「こども朝市」を主催してきた戸部大通り商店会の大塚眞司会長は、閉店について「小さいころからあったからね」と寂しさをにじませた。体操教室などを松島館で開催してきた宮崎地域ケアプラザの担当者は「土田さんがとても協力的。感謝しています」と話した。
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