みなとみらい本町小学校(MM本町小/小正和彦校長)で8月上旬から「宇宙アサガオ」が咲いている。同小の学校運営協議会委員を務める内田茂さん(みなとみらい21熱供給(株)代表取締役社長)が昨年11月に種を寄贈。その中から6月中旬にまいた種から発芽。百葉箱を囲うフェンスにツルを伸ばして8月4日頃に花をつけ、8月中旬ごろには満開となった。
寄贈されたアサガオは、2010年に宇宙飛行士の山崎直子さんが公式記念品として宇宙に持ち出したアサガオの10代目の子孫。内田さんは当時、横浜市の職員として横浜サイエンスフロンティア高校の開校に携わっており、その縁で5粒を手に入れた。そこから自宅で栽培を続け、昨年は約3000粒に。その中から、900粒をMM本町小に贈った。
同小では、低学年の児童が種まきを実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で臨時休校となり職員が実施。学校再開後、学級ごとに「宇宙アサガオ」を紹介し、4・5年生は授業のなかで花やツルの観察を行った。今後は低学年を中心に種とりやツルを使った工作に利用する予定だ。
生命力の強さや天体に興味を
寄贈した内田さんは「7月の長雨や8月の猛暑のなかでも美しく花を咲かせるアサガオの生命力の強さや、宇宙アサガオを育てることで宇宙や天体のことに興味をもってもらえたら」と話す。
小正校長は「SDGsに全校で取り組んでいる本校児童にとって、ひとつの地球を感じる貴重な機会になっています」と感謝を述べた。
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