西区を中心に活動する音楽ボランティア「一座にし」が9月20日にオンラインのライブ配信に挑戦する。
音楽を通じて社会貢献したいと西区中央で電器店を営む有澤博さん(72)が2000年に立ち上げた。ボーカル、ギター、ピアノ、ベースのパートからなり現在、50
代から70代の男女8人が所属する。17年7月から隔月で西区役所1階のにしとも広場を会場にコンサートを開催。毎回70人以上の高齢者が参加する人気企画だ。その他にも高齢者福祉施設や障害者作業所などでも積極的に演奏を披露してきた。
しかし、今年は新型コロナの影響で3、5月の公演は中止に。4月には20周年を迎えたものの活動できない状態が続いた。有澤さんは「何かできないか」と、にしとも広場のスタッフに相談し、オンラインでのライブに挑戦することを決めた。7月12日には試験配信を行ったが、機材の調整がうまくいかず音割れなどが発生。9月は、それらを改善し臨む。
高校生のころから音楽活動を続け、一度はプロも目指したという有澤さん。ボランティアと言えど演奏にはこだわりを持つ。男女のボーカルが歌うことで、それぞれの音階に合わせて誰もが口ずさむことを可能にするなど、様々な工夫を凝らす。曲目は歌謡曲をはじめサザンオールスターズや竹内まりや、高橋真梨子、MISIA、今井美樹などのポップスも多数。「いい歌は年齢に関係なく心に響くものです」と有澤さんは話す。
オンラインライブは9月20日、午後2時から配信。10曲ほどを披露する予定だ。
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