西区藤棚の商店街の一角に佇む映画館「シネマノヴェチェント」。フィルム上映にこだわり、過去作をはじめ、インディーズやアニメ作品も上映している同館は今年開館から5年を迎えた。
座席数28の「日本最小のフィルム映画館」と自負するのは、館長の箕輪克彦さん。当初はどのような映画が好評となるのかも分からず、さまざまなジャンルを放映。試行錯誤を繰り返し、特撮やアニメが上映作品の2本柱となった。また商店街とのコラボ企画や、上映会を行うなどの町おこしイベントも実施。2、3年後には県外など遠方から足を運ぶ人も多くなり、経営を維持できるようになったという。
そんな中、コロナ禍で今年4月から約2カ月間は休業を余儀なくされた。以降は定員を半分の15人に抑えて営業を続け、客足も減少するなどの状況から、このほどクラウドファンディングをスタート。12月7日まで協力を募っている。箕輪さんは「今後も自分の良いと思った作品を揃え、さらにお客様に喜んでいただける映画館を目指します」と話した。
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