中消防署(味上篤署長)は11月29日、意識が消失した80代女性の応急処置にあたり、一命を取りとめたとしてみなとみらいにある「万葉倶楽部」の従業員に感謝状を贈呈した。
講習経験を現場で発揮
今年6月頃、同館6階の飲食フロアで80代女性が意識を消失。従業員3人が119番通報と救急隊到着までの約8分間、AEDの装着、心臓マッサージなどの応急措置を実施した。その後、引き継いだ救急隊は、心肺停止状態であることを確認し、懸命の救命措置を実施しながら病院に搬送。結果、女性は一命を取りとめ、社会復帰している。応急処置をした2人は、中消防署や施設で実施した救命講習を受講していた。
贈呈式では、救助された女性も出席。「本当にありがたい。助けられた命を大切に、人にも優しく生きていきたい」と感謝を述べた。味上署長も「これぞ救命の連鎖。2人の処置がなければ救えなかった」と謝辞を送った。感謝状を手にした従業員は「緊張感に包まれながらも慌てることなく対応できた。役に立てて嬉しい」と振り返った。
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