中区の大通り公園内の伊勢佐木長者町駅近くに位置する「水の広場」で12月12日、大規模な清掃が行われた。
同所の環境美化に取り組む水の広場愛護会をけん引するのが、同会会長の笠原光子さん。笠原さんは11年前、散歩コースとして近くを通るうちに「どうしたらキレイになるか」と考え、清掃と花壇づくりを始める。当初はごみが散乱し、トイレからは異臭がするなど劣悪な環境だったという。まずは1人で活動を始めたが、道具や経験もないなど悪戦苦闘。開始から2年後には同会を立ち上げ、30人ほどの会員を擁したが、花を生育するには難しい土壌であったなど上手く事態が進まず、会員も数人に減少。以来笠原さん1人で作業する日もあるなど、ほぼ毎日活動を続けてきた。
近年は五輪開催に向け、多くの花が咲くよう注力。延期となったが、今年はコロナ禍での散歩に来る人々の目を楽しませた。また今夏より中区倫理法人会が月1回、活動に参加。12日も約20人集まり、70リットルのごみ袋30袋以上が枯葉でいっぱいに。笠原さんは「地域住民・企業、また行政の協力がより必要。また利用者のマナー向上もお願いしたい」と呼びかけた。
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