中区予算は、多文化共生の推進に関わる事業が昨年度より大きく拡充されたほか、地域防災力の強化や若年層を対象とした区民スポーツの推進にも力を入れた内容だ。
区民の1割強を外国人が占めるなかで、2021度は第2期「中区多文化共生推進アクションプラン」を公表し、推進していく。周知には、英語、中国語、韓国語など多言語による概要版を作成し、外国人への発信を強化する。また、多言語での情報発信として、広報紙やホームページを充実させてきたが、21年度は英語と中国語表記にした区民生活マップを各3000部作成する事業を計画している。
多文化共生の推進は、子育て事業にも反映。外国人向けの両親教室などで情報提供を行う際の通訳派遣委託や資料の筆耕翻訳料などを拡充することで、誰もが地域で安心して子育てできる体制を構築する。
災害に対する地域防災力の向上にむけては、新型コロナ感染拡大の状況を踏まえたコロナ対策用物品等の整備や、区役所職員の研修、訓練実施など、本部機能の強化に力を入れる。
また、中区の魅力再発見のために新規に「中区の魅力フォトコンテスト」を実施。区内の魅力を高めるほか、その写真を用いて区内外へPRすることでにぎわい創出にもつなげていく。
区民スポーツの促進はパラスポーツの体験会などを通して、障害者への理解促進やスポーツをきっかけとした多世代交流を推進する。
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