「住みよいまち・本郷町3丁目地区協議会」は、同地域の「大地震+豪雨・風」に関わる防災情報をまとめた冊子、通称イエローブックをこのほど完成させた。
A5サイズの28頁、オールカラー。表紙と裏表紙は黄色で統一し、黒文字でタイトルを表記するなど、目立つ工夫をしている。また、冊子上部には穴をあけ、ひもを通して目の付くところにかけておくことができる。1千部作成し、4月いっぱいをめどに町内会経由で住民に配布している。
3丁目には第1(約420世帯)と第2(約490世帯)の2つの町内会があり、冊子は町内会に合わせて2種類作成。3丁目全域の防災マップや崖・擁壁などへの対策、発災時の対応などの情報は共通にし、「いっとき避難場所」や避難経路などは町内会それぞれの情報を掲載している。
また、1頁ごとに項目が完結しており、読みやすくなっている。
冊子づくりを担当した同協議会メンバーの飯尾満さんは「必要な防災情報を整理してまとめた」と説明する。第1町内会の金子幸央会長は「住んでいる人たちも、どこまでが自分の町内か分からないもの。この冊子で確認できる」と話した。第2町内会の福住賢次会長代理は「避難経路などを歩くといい」と冊子の活用を呼びかける。
同協議会の6月定例会では、冊子の読み合わせを計画する。
今回のイエローブックは住民の自助に関する項目が中心となっていたため、同協議会では、共助にあたる地域防災拠点を運営するスタッフのマニュアル作成も視野に入れている。
本郷町3丁目は横浜市が定める「地震時等に著しく危険な密集市街地」に該当している。
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