中区常盤町の横浜YMCAで日本語を学ぶ女性留学生にこのほど、生理用品が配付された。
新型コロナの影響で、途上国だけでなく英国や米国をはじめ日本でも経済的な困窮で生理用品が購入できない、いわゆる「生理の貧国」が問題視されるなか、県内の企業が日本YMCA同盟=東京都=に生理用品6千パックを寄付。それらを全国のYMCAで分配しており、横浜でも5月11日と12日に配布されることになった。
生理用品を受け取ったのは、横浜YMCA学院専門学校の日本語学科に通う女性留学生の約30人。両日ともに女性の専任主任教員から1人1パック(19個入り)が手渡された。
台湾からの留学生、李天恵さん(26)は、昨年3月の来日以来、自分で生理用品を購入したことはなく、家族や寮の友人からもらっていたという。そこで、今回の寄付を受け「とても役に立ちます」と感謝していた。
同校の日本語学科には、中国や台湾、香港、ベトナム、バングラデシュ、フィリピン、スウェーデン、ウクライナなどからの留学生が学んでいる。
横浜YMCAでは、県内4カ所にある専門学校で学ぶ女子学生に向けて配布。
2割が苦労
生理の貧困問題に取り組む団体「♯みんなの生理」によるオンラインアンケートによると、日本の学生(高校、短大・4年生大学、大学院・専門・専修学校)の約2割が、金銭的理由で生理用品の入手に苦労したことがあるという結果が出ている。
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