管轄エリアは水域が9割以上。そのほかは山下ふ頭や象の鼻パーク、赤レンガ倉庫、ハンマーヘッドなど海沿いの観光地。居住者がほとんどいない反面、就業者や来街者が多いエリアだ。置き引きなどの被害にあわないよう「貴重品は肌身離さずが鉄則」と力を込める。コロナ禍による外出自粛の影響でエリア内の犯罪発生件数は減少しているが「交通事故は増加。特に二輪車の事故が目立つ」という。
着任後すぐの4月9日、恒例の海上パレードを実施。FMヨコハマのDJを務める栗原治久さんが1日署長を務め、海上から交通安全や特殊詐欺防止に対する注意喚起を行った。「海の上からの呼びかけに多くの人が注目してくれた。聞いた人はぜひ周囲の人に広めてもらえたら」
熊本県阿蘇市出身。「小さい頃から戦隊ヒーローなど正義の味方になりたいと思っていた」。小学校のタイムカプセルから出てきた将来の夢も「警察官」。世界の玄関口となる港町・横浜に憧れ、神奈川県警を志望。第二機動隊や潜水隊も経験した。秦野署、海老名署で副署長を務め、本部総務課へ。横浜港の治安を守る水上署で初めて署長就任となり「感慨深いですね」と目を細める。
相模原市に住まいを構え、現在は横浜で官舎暮らし。週末の散歩でリフレッシュする。「歴史的な建築物も多くじっくり見ながら歩いています。本当に良い場所」と笑顔。そんな横浜の治安を「水陸両用」で、署員一丸となって守っていく。
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