ハマを見守り続けて半世紀 横浜マリンタワーが1月15日に50周年イベント
横浜港を照らし、街を温かく見守り続けて半世紀−。ハマのシンボルタワーとして地元に親しまれてきた横浜マリンタワーが、今年の1月15日で開業50周年を迎える。
観光名所としても名高い横浜マリンタワーは、ハマっ子のみならず、横浜に来た人なら一度は上ったことがあるだろう。高さは106メートルで「世界一高い灯台」としてギネスブックにも認定された。2008年までは実際に横浜港を照らす灯台としての役割も担っていた。
名称は一般公募で決定
マリンタワーは横浜開港100周年記念事業の一環として、市民からの発意により建設が計画された。名称は一般から公募が行われ2470通の中から「ヨコハマ・マリンタワー」に決定。1961年1月15日にオープンした。運営は横浜展望塔(株)。開業当時の入場料は100円だった(現在は750円)。奇しくもこの年、同じく横浜港のシンボルである氷川丸が山下公園に係留された。
1967年以降は氷川丸マリンタワー(株)が運営を手がけ、ピーク時の平成3年には年間105万人の来場者を数えた。しかしその後は来場者数が低迷、2006年12月に営業を終了し、鳥とふれあえる「バードピア」や北原照久さんプロデュースの「機械仕掛けのおもちゃ博物館」など話題となった館内施設もすべて、閉館した。
開港150周年にあわせハマのシンボル復活
マリンタワーが再び市民の前に姿を現したのは2009年。横浜市が2007年に取得し、総事業費約39億円をかけて改修。開港150周年に合わせて2009年5月23日に、新たな観光スポットとしてリニューアルオープンを果たした。同時に運営会社はリスト(中区尾上町)、ゼットン(名古屋市)、TKスクエア(渋谷区)、横浜エフエム放送(西区みなとみらい)の4社となった。
リニューアルによって、紅白だったタワーはシルバーの外観に一新。ガラス張りの床が新設され、横浜の街をよりリアルに一望できる展望台をはじめ、レストランやカフェ、バー、多目的ホールも新たに加わった。
50周年記念イベントに名誉館長の横山剣さん
そんなマリンタワーの50歳の誕生日を祝おうと、1月15日には「記念イベント」が行われる。当日は展望フロアに50円で入場できるほか、マリンタワーのオフィシャルソング「マリンタワー・ゴーゴー」を歌うクレイジー・ケン・バンドの横山剣さんがスペシャルゲストとして登場。来場者とともに乾杯で50周年をお祝いする。
横浜マリンタワーの永田弦総支配人は「地元のスポーツチームを応援するイベントや親子で参加できるワークショップなど、毎月様々な企画を考えておりますので、ぜひご参加下さい」とコメント。時代を経てその役割は変わっても、マリンタワーは横浜市民の胸に火を灯し続けるに違いない。
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