「被災地に暖かさを贈ろう―」。本牧地区センターで昨年12月から利用者などに声をかけ募集していた使い捨てカイロが2月4日、石巻市渡波北部地区の仮設住宅へ届けられた。
1月末までの約1ヶ月で集まったカイロは約1千個。箱や個包装されたカイロ一つひとつに「寒いので体に気をつけて下さい」などと支援者からのメッセージが添えられている。
この活動の発起人となったのは、本牧在住の北野順子さん。北野さんは昨年から、石巻市などを支援するボランティア団体「みどりの会」に所属し、現地での炊き出しに参加してきた。横浜にいる間にも何か出来る事はないかと思いついたのが今回のカイロ支援。「人が集まる場所で発信したい」と本牧地区センターに相談したところ、同センターも支援窓口の設置を快諾した。
今回の届け先である渡波地区はボランティアが不足し支援物資も薄い地区。北野さんは4日、現地で炊き出しをしながら、仮設住宅の住民へ直接カイロを手渡した。現地は「部屋の中に氷柱が出来るほどの寒さの中で、電気代を節約しながら生活している高齢者の方も」という厳しさの中、今回のカイロは喜ばれたという。「東北の冬はまだまだこれから。現地の方は様々な問題に耐えて頑張っている。継続した支援をしたい」と話す北野さん。
本牧地区センターでは、同館入口で現在も使い捨てカイロの募集を継続して行っている。
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