神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2013年9月19日 エリアトップへ

「風立ちぬ」で話題 シベリア、全国から注文 創業98年 中区 パン屋さん

文化

公開:2013年9月19日

  • LINE
  • hatena
手作りの「シベリア」を手にする馬中さん=12日
手作りの「シベリア」を手にする馬中さん=12日

 宮崎駿監督の引退作品となったアニメ映画「風立ちぬ」に登場するパン菓子「シベリア」。そのイメージに近い商品を扱っているとして、JR桜木町駅近くの「コテイベーカリー」=中区花咲町2の63=には全国から注文が舞い込んでいる。

 以前は、一日に50個程度の販売だったのが、映画封切後は、北海道から九州まで全国から注文が入り現在は3倍近く出るという。

 シベリアは、あんこやようかんをカステラで挟んだ三角形のパン菓子。同店店長の馬中俊夫さん(64)によると、「昭和30年(1955)ごろは、まちのパン屋さんには並んでいた一般的な商品」だった。製造に6時間近く要するなど手間がかかることから、次第に「店先から消えていった」(馬中さん)。一方で同店は、一定のファンがいることから、シベリアを目玉商品の一つとして大正5年(1916)の創業以来、3代目の俊夫さんまで製法もそのままに毎日作り続けてきた。

「家内が一番のファン」

 俊夫さんと妻のいつ子さん(59)の2人で切り盛りする同店は、「風立ちぬ」封切以前からもテレビや雑誌など多数のメディアに取り上げられている。その一つの要因は、充実したホームページ。同店の歴史から7つも説がある「シベリア」の名の由来に作り方の動画なども掲載、また新しい情報もこまめに更新している。

 いつ子さんは、俊夫さんと結婚するまでシベリアを知らなかったという。その魅力を発信しようと手書きの説明書を付けたのが30年程前。約10年前には2人でシベリアの情報満載のホームページを作成した。今も日々の更新はいつ子さんの役割だという。

 俊夫さんは「家内がシベリアの一番のファンなのかもしれないですね」と笑顔で話していた。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

中区・西区・南区版のローカルニュース最新6

「横浜マラソン」応援ゲストに谷原章介さん、ラミレス元監督、三津家貴也さん

カーリング日本選手権 2025年2月に横浜BUNTAIで

カーリング日本選手権 2025年2月に横浜BUNTAIで

氷上の熱戦、初の首都圏開催

4月29日

神奈川県が成長促進拠点「SHINみなとみらい」を活用するベンチャー募集中

横浜市内事業所 男性の育児休業取得率 前回から大幅増の40・6%に

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

神奈川版が発売

地球の歩き方

神奈川版が発売

全33市町村網羅532ページ

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook