西区楠町の国際フード製菓専門学校(廣瀬道校長)で11月30日、障害のある人や支援者のためのパン・菓子作りコンテスト「チャレンジドカップ」の決勝大会が行われた。
6回目となる今大会は、北は北海道から南は沖縄県まで、日頃からパンや菓子作りに取り組んでいる福祉施設や特別支援学校65チームが作品を応募。パン部門と菓子部門でそれぞれ8チームが審査を突破し、決勝大会に駒を進めた。
当日は制限時間6時間で、各チームオリジナルの作品を一から製作。参加者たちは材料を少しずつ量り、細かく包丁で刻むなど慎重に作業を進めていた。オーブンからこんがりと焼き色がついたパンが出てきて作品が完成すると、拍手で労い合う姿がみられた。
今回はパン部門でさいたま桜高等学園(埼玉県さいたま市)の「桜ポモドーロ」、菓子部門ではNPO法人シンフォニー(埼玉県新座市)の「どき土器クッキー」が大賞に選ばれた。
このコンテストは10年前に、障害を持つ人にもっと活躍してほしいと、横浜を中心としたパン屋のグループ「特定非営利活動法人NGBC」がはじめたもの。実行委員長をつとめた水泳選手でパラリンピック金メダリストの成田真由美さんは「細かい作業を積み重ねて、おいしいパン、お菓子を作り上げる彼らに感動しました」と感想を話した。
また今回は横浜上海友好都市提携40周年を記念し、上海から障害者らを招待。主催団体の萩原達也さんは「いずれはアジアからも大会に出場してもらえるようになれば」と展望を語った。
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