馬車道 女川産野菜を販売 LED菜園で収穫
馬車道にあるレストラン「驛(うまや)の食卓」の軒先で、週2回、横浜を中心とした朝採れ野菜を販売する「驛テラス」。ここに今年1月から、宮城県女川町で作られた野菜が新たに加わった。
「リアスの葉菜(はな)」(200円)という商品名で、リーフレタス、ルッコラ、スイスチャードの3種類が入っているサラダ用ミックス野菜。作っているのは女川の建設会社、佐藤工業(株)だ。
女川は漁業の町。農業経験はなかったが、新しい産業の成功が復興を後押しすると考え、約1年前に驛テラスの店主・仲里一郎さんが取締役を務める(株)アグリ王(港北区)で販売するLED菜園装置を導入。省エネ・省スペース、室内でLED照明を使って育てられることが、現地の状況に適していたという。この事業で地域雇用にもつなげたいとするが、被災地での販路拡大はまだ厳しい。月100kgほど出荷する野菜はアグリ王が買い付けて驛テラスで販売するほか、市内の飲食店に卸している。
仲里さんは「無農薬で美味しいと品質を気に入って買ってくれる人がほとんど。リアスの葉菜という女川産ブランドを馬車道から広めていきたい」と話している。
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