放水体験などの「おやこ防災フェスタ」が7月26日、中区山手の元街小学校で行われた。中消防署や加賀町消防団らと協力して中区が初めて実施したもので、子どもと保護者を合わせて86人が参加した。
校内に6つのブースを用意。校庭では放水による消火体験・起震車による地震体験・疑似的な煙による煙幕体験を実施。体育館では段ボールを使用した簡易個室などによる避難生活体験と災害時のトイレ対策、緊急時の水の確保について資源循環局や水道局の職員も参加し説明が行われた。
煙を体験した本岡愛莉さん(10)は、「足元は煙が少ないのが分かった。先が見えない時は、壁を触りながら歩こうと思った」と話していた。
家族4人で参加した越川章一さん(47)は、「災害時にどこで水を確保できるか知らなかった。災害対策の大切さを再認識した」と感想を語っていた。
この防災の取り組みは、今年度、元街小学校と本牧中学校をモデル会場に実施するもので、中区地域防災支援担当によると来年度は区内の全14小中学校で開催したいとしている。子どもや大人が気軽に参加できるように「おやこ」を対象として企画。避難所生活の疑似体験や放水体験を通して「自分の身は自分で守る」という自助の認識を共有し、またトイレの組み立てなどによる共助を知ることを目的とした。
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