神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2015年4月9日 エリアトップへ

「マイナンバー」に不安の声 横浜市 意見聴取で周知不足実感

公開:2015年4月9日

  • LINE
  • hatena

 市民一人一人に番号を割り当て、社会保障や税などの情報を紐づけて分散管理する国の「マイナンバー制度」で、事務主体となる市はこのほど初めて、マイナンバーをその内容に含む個人情報(特定個人情報)の取り扱いについて、市民聴取を実施した。市によると、寄せられた意見は20件で、「他自治体と比較すれば一定程度集まった」と評価する。しかし、「制度の運用をしないでもらいたい」など、制度そのものへの不安の声もあり、「マイナンバーの周知はこれからだと感じた」と、番号が通知されるまで約半年となる今、焦りを募らせている。

16年1月開始

 マイナンバー制度は、2016年1月から始まる。制度が運用されると、年金給付や確定申告などの行政手続きをする際に、市から通知された12桁の番号「マイナンバー」が必要になる。

 制度のねらいは、行政手続きの効率性・透明性の向上だ。マイナンバーには、これまで別々の行政機関で管理されてきた住民票や納税に関する情報などが紐づけてある。そのため、手当申請などの際、本人が各機関から書類を取り寄せ提出する必要がなくなるなどのメリットが期待されている。

 また、所得や行政サービスの受給状況が把握しやすくなり、給付の不正受給などの防止にもつながる。

プライバシー対策

 導入を前に、個人情報の漏えいや不正使用の可能性を不安視する声もある。

 マイナンバーをその内容に含む個人情報(特定個人情報)やそのファイルを扱う場合、自治体などはそのリスクと対策を明示することが原則義務付けられている(特定個人情報保護評価)。宣言内容はマイナンバーを利用する事務ごとに「評価書」にまとめ、個人のプライバシーへの影響が特に大きい事務については、市民の意見聴取を行う。

 事後措置ではなく、事前の対応によって万一漏えいなどが起きた場合のリスクを軽減することが目的だ。 また、個人のプライバシー保護のためにどのような策を講じているのかを具体的に説明することにより、市民の信頼を確保するねらいもある。

「様々な手段で広報を」

 市はこの1月に初めて評価書を公表し約1カ月間市民意見聴取を行った。市担当者は、「意見内容は評価書に対するものだけでなく、制度自体への疑問もあった」と言う。また、1件につき60〜100ページある評価書は、市民には難解だ。市は「評価書は所定の様式があり、内容を簡略化するのは難しいが、できる限りわかりやすく伝えられるよう工夫したい」と話す。

 意見聴取は、マイナンバーに関わる事務分野ごとに今後も行われる。市は、広報やホームページなどを通じ、周知していきたいとしている。
 

5月9日は馬車道であいすくりーむの日イベント

チャリティ協力者に馬車道あいすをプレゼント。11時~配布スタート

https://www.bashamichi.or.jp/

<PR>

中区・西区・南区版のローカルニュース最新6

横山剣さんら出演 年に一度の横浜感謝祭「ハマフェスY165」が5月25、26日に

胃がん患者の会が例会

胃がん患者の会が例会

5月11日、参加者募集

5月2日

中学生が産品販売

横浜橋通商店街

中学生が産品販売

石狩から修学旅行で

5月2日

ラグビー場で各種体験

なか国際交流ラウンジ

ラグビー場で各種体験

キヤノンが利用者招待

5月2日

名称新たに魅力を発信

横浜市観光協会

名称新たに魅力を発信

まちのブランド力向上へ

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook