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街のお医者さんが教えます 口腔ケアのススメ11 取材協力/中区歯科医師会
今回のテーマは…
【歯周病菌は全身を巡る】
皆さん、ご存知でしょうか?歯周病は単にお口の中だけにとどまる病気ではありません。全身の様々な疾患と深く関係しています。 お口の中の歯垢(しこう)に含まれる歯周病菌は腫れた歯肉から簡単に血管内に侵入し、全身を回ります。その影響で、高血圧症・脳梗塞・心筋梗塞が生じやすくなります。歯周病の人は、このような循環障害になるリスクは3〜4倍と言われています。
さらに歯周病と相互関係にある糖尿病にいたっては、細菌に感染しやすくなるため歯周病は増悪します。逆に、歯周病を治療して安定した状態を維持することで糖尿病のコントロール状態を表す数値の改善が見られることが明らかになってきています。その他、高齢者に多い誤嚥性肺炎・女性ホルモンの分泌低下と関連する骨粗鬆症、妊婦の方では、早産・低体重児出産と影響は様々です。
歯周病とは歯周病菌が感染することによって起こる、歯を支える歯肉や骨の病気です。平成26年の調査ではその有病率、20歳代で7割、30〜50歳代8割、60歳代9割でありました。重症化しないためにもまず口腔ケアから…。かかりつけ歯科医院で検診をお勧め致します。
※このコーナーでは中区歯科医師会 地域保健部・地域医療部の先生が、隔月に1回異なるテーマで歯や口の健康について話します。
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