振り込め詐欺などの特殊詐欺被害の防止を目的として県と県警、(株)ダスキン=本社・大阪府吹田=が1月26日、「地域安全に関する協定」を締結し、特殊詐欺防止啓発マットを披露した。三者が協定を結ぶのは初めて。
(株)ダスキンはこれまで全国14の都道県の警察と特殊詐欺等の被害防止活動を行ってきた。マットは全6種類で、県警の振り込め詐欺撲滅ヒーロー「振り込まセンジャー」などがデザインされている。
締結式で小清水芳則生活安全部長は「高齢者を狙った特殊詐欺は、昨年後半から地方自治体職員を名乗った還付金詐欺が多い。詐欺被害が1件でも減ることを願っている」と話した。
(株)ダスキンの岡本千稔南関東地域本部地域本部長は「三者でよりよい社会、住みよいまちづくりを目指していきたい」と語った。
特殊詐欺防止啓発マットは、横浜信用金庫本店=中区尾上町=ATMコーナーで設置されており、(株)ダスキンは「金融機関などを中心にマット設置の提案を進めていきたい」としている。
県警によると2016年の特殊詐欺の認知件数は1286件、合計被害額は約41億円となっている。特殊詐欺の中でも、電話口で息子などを語り高齢者から現金をだまし取るオレオレ詐欺は約65%(841件)を占めており、15年より115件増加している。また、還付金詐欺の認知件数は256件で、15年から173件増加している。
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