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県がすすめる未病改善に 「脳トレ」で変わる 連載【3】 うつ病
トレーニングは画面を見るだけ
このコーナーでは、最先端の脳トレーニング「ニューロフィードバック」について、体験談を紹介します。
【会社員Ｋさん・39歳】
うつ病で休職していたＫさん。部署異動など職場の変化で心身の疲労が溜まり、今までできていた仕事や日常生活に支障をきたすように。通院先の病院で勧められ「脳トレ」を知ったが、「大げさな装置じゃなかったからかな？抵抗感は全くなかった」と振り返る。
まず脳波測定で不安が強い、思考がまとまりにくいなどの問題を明らかにした後、それらを解決するための目標を設定して週に１度のトレーニングを開始。薬のような即効性はなかったが２カ月で頭痛がおさまり、辛かった睡眠障害も次第に改善。うつ病は脳の働きに問題が起きた状態で、気力で解決できるものではないのだと実感した。また、うつ病になると心身のコントロールができなくなるため、臨床心理士が日々の体調や行動記録を一緒に振り返るなど様々な側面からサポート。今年１月の復職前には会社へ事前に状況報告を行い、受け入れ体制も整えてくれた。完全復帰を目指して今も週末に脳トレを行い、継続的な支援を受けている。「休職しているだけだったら自分も家族も何をしてよいか分からなかったし、こんなにスムーズに復職できていなかったと思う。脳トレと並行してカウンセリングがあり、復職に向けた具体的なアドバイスがあるのがよかった」とＫさん。
脳トレはうつ病のほか、ＡＤＨＤ、不安障害、ＰＴＳＤ、広汎性発達障害などにも対応。気軽に相談を。
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