天台宗(総本山・延暦寺)=滋賀県大津市=の高僧が5日間にわたって法華経を講説する伝統行事、戸津説法が8月21日〜25日、同市の東南寺で行われた。
今年説法師を務めたのは、西区久保町の円満寺・西郊良光住職(75)。同寺によると、神奈川県からは天台宗の歴史上、初の選出。
戸津説法は、古くは天台宗の宗祖である最澄(伝教大師)が、自身の父母の追善供養の為や地元の民衆の為に法華経の講義をしたのがはじまりと伝えられている。1200年近く続く、非常に伝統ある行事だ。
森川宏映第257世天台座主ら天台宗内の僧侶がいる中で説法した西郊住職。法華経の教えを説く傍ら、カンボジア難民やタイ、ラオス等での貧困者救済に30年以上携わってきた実体験を基に、仏教の根幹にある「慈悲」の実践を講話の中で力強く説いた。
円満寺の檀信徒もバス2台で現地に駆けつけ、住職の晴れ舞台を拝聴した。
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