災害時の高齢者の生活支援を学ぶ講習会が3月6日、中区の日本赤十字社神奈川県支部で開催された。これまで被災地の避難所で支援活動経験のある日赤の職員が講師を務めた。
高齢者は体が不自由であったり、一人暮らしで家族の援助が受けられないなど、災害時は心身ともに影響を受けやすいと指摘。同じ姿勢を続けることで血栓ができやすくなる「エコノミー症候群」など、避難所生活が高齢者に及ぼす具体的な症状とその予防法なども解説された。「動かないと筋力がどんどん落ちる」として、寝た状態から介助して起き上がる方法や、入浴できない生活を想定し身体を拭くホットタオル、段ボール箱とビニール袋を使った簡易足湯、毛布ガウンのつくり方などの実演と体験も。
また、ボランティアとして被災地に入る心得も紹介。講師を務めた同支部事業部参事の西嶋美貴子さんは「他者の世話にならないよう自己完結型であれ」と指摘していた。
川崎市から参加した渡邉実和さんは「きちんと対応を身に付ければ、災害時に何らかのお手伝いができると思った」と感想を話していた。
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