目録を林市長に手渡す上野委員長（右）
「帆船日本丸保存活用促進委員会（上野孝委員長）」はこのほど、個人や企業などから日本丸の大規模改修に寄せられた２千万円を、所有者である横浜市に寄付した。５月20日には、市庁舎で募金目録が上野委員長から林文子市長に手渡された。
２千万円は個人１０５人、法人等99団体から寄せられた。上野委員長（横浜商工会議所会頭）は「重要な財産である帆船日本丸の保存に役立てていただければ」と話した。林市長は「日本丸は横浜のシンボル。しっかりと保存していきたい」と多額の寄付に感謝していた。
日本丸は２０１７年に国の重要文化財に指定され、市は18年度から２年かけて大規模な船体整備を実施。昨年６月に商工会議所と帆船日本丸記念財団が中心となって発足した同委員会では、改修費の一部を市民や企業から募ろうと３千万円を目標に受け付けている。
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